教習項目5【適性検査結果に基づく行動分析】
第2段階
1 運転と性格
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2 交通事故を起こす人、起さない人
交通違反をすることや交通事故を起こすことと、運転者の性格や癖との間には関係があり、運転者の中には何年間も無事故無違反の人もいれば、1年間に何回も交通違反や交通事故を繰り返す人もいる。
3 運転適性検査結果の運転への活用など
P143
【Reference 参考】 OD式安全性テスト
安全運転に必要な「運動機能」「健康度・成熟度」「性格特性」「運転マナー」の4つの側面について診断し、検査結果は「運転適性度」と「安全運転度」の総合評価から大きく4つの運転タイプに分類できる。
「運転適性度」は5(高い)~1(低い)・「安全運転度」はA(高い)~E(低い)
① 安全運転タイプ
(5A・5B・4A・4B)
(5C・4C・3A・3B・3Cは安全タイプだが他のタイプに変わる可能性がある)
運転適性度も安全運転度も高い人
② もらい事故(傾向)タイプ
(2A・2B・2C・1A・1B・1C)
安全運転度は高いが、運転適性度が低い人
③ 重大事故(傾向)タイプ
(5D・5E・4D・4E・3D・3E)
運転適性度は高いが、安全運転度が低い人
④ 事故違反多発(傾向)タイプ
(2D・2E・1D・1E)
運転適性度、安全運転度ともに低い人
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2 危険に結びつく心の状態
① イライラ
イライラするとスピードを出しすぎたり、他の車に対する注意力が低下したりして大変危険である。
② 悩みごと
悩みごとがあると運転中に上の空になったり、気分が沈みこんで注意力が散漫になることがある。
③ 慣れと気のゆるみ
少し慣れてくると漫然とした運転になりがちで注意が必要である。
④ 運転技能の過信など
運転するときは、常に慎重さと謙虚さを忘れないことが大切である。
⑤ 先を急ぐ気持ち
時間に遅れそうな場合は、スピードを出したり、赤信号を無視したりするなど危険な運転行動をしがちなので、時間にゆとりを持って行動することが大切である。